2011年10月2日日曜日

逸翁美術館~酒呑童子絵巻展~

早いもので、もう10月ですね。
私達夫婦は、昨日1日(土)に池田市の逸翁美術館に行って来ました。
展示内容は、酒呑童子の絵巻をはじめ軍記もの絵巻数点です。
酒呑童子といえば、源頼光をはじめとする四天王に成敗された鬼の大将。
この美術館では、その童子の棲み処を大江山とした「大江山絵詞」と、伊吹山が棲み処だったとする「伊吹山絵詞」の二つの絵巻を並べて展示、相違点なんかを判り易く解説していました。
相違点といっても、頼光達に成敗されるという結末には違いはなく、道中に出会う人物が、片方は老婆で片方は若い女官だったりと、ストーリーが大幅に変わってしまわない
程度の差です。

逸翁美術館のすぐ近くにある「雅俗山荘」
逸翁(小林一三翁)の自邸

当たり前のことですが、酒呑童子といえば鬼の頭というのが定説なので、大江山絵詞も伊吹山絵詞でも童子は恐ろしげな鬼の姿で描かれていました。
私は、民俗学で云われる「酒呑童子は朝廷をも悩ませた賊の頭」とする説がお気に入りなので、ひょっとすると絵巻の何処かに鬼でなく人間として成敗された童子の片鱗がポロリと描かれているんじゃないかと、ちょっと期待していたのですが・・・。
まぁ~ったく、そんな片鱗は無かったですな!
ま、あったとしても学者ならいざ知れず、素人の私が見ても判るわけないですよね。

「雅俗山荘」庭園から撮影した邸



私、逸翁美術館って初めて行ったのですが、ここ入館料ひとり1,000円するのです。
展示数を考えると、ちとお高いのでは?と、思ってしまいました。
ただ、美術館の入館料を払うと、池田文庫と小林一三記念館「雅俗山荘」の入館が無料になるので、三施設分の入館料だと思えば妥当・・・かな?
生協組合員カードを提示すると1,000円が700円になるので、行く時はカードをお忘れなく!

帰りは、箕面のムッシュ・マキノのお店に寄り道。
私は甘いものが好きなんですが、どこそこの店のなんとかっていうケーキが好き!と、
のたまう程のコダワリは無いんです。
でも、ムッシュ・マキノは別!
他のお店はスルーできても、ここのお店だけは思わず吸引されてしまいます。
まるで、何とかホイホイのよう・・・。

ずいぶん久しぶりに行ってみたら、こんな可愛いお菓子がありました。


小さなソフトクリームみたいでしょ♪

このクリーム、生キャラメルなんですよ。
3本それぞれフレーバーが異なります。

栗蔵にも思わず、見せびらかし。
この子、甘いお菓子の匂いが大好き(特に生クリーム)なので、このキャラメルにも
反応するのかどうかをちょっと見てみたかったんです。

反応はというと、案の定、栗蔵は甘いものが好きみたいで、危うくペロリとやられるところでした。
シャンプーした後の事だったので、栗蔵はこれを自分への御褒美と勘違いしたのかも
しれませんね。

良い子にシャンプーを我慢した栗蔵には、キャラメルをあげる代わりに彼のお気に入りのオヤツ「オトト」をあげました。

「よっ、よこせにゃぁぁぁ~!!」

なんというか・・・相変わらずワイルドなお姿でございますでしょ。
酒に酔って思わず鬼の姿を露わにしてしまった酒呑童子のように、大好きなオヤツを前にして獰猛な姿を垣間見せたウチの坊。もう、食欲のオニですから!

・・・栗蔵、その思いっきりパァしてオヤツを引ったくろうとしている前あんよ・・・
何とかしなさい、成敗するよ?!

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