2012年1月29日日曜日

髪飾不思議仕掛

28日(土)は、国立文楽劇場まで前進座創立八十周年記念公演
「髪飾不思議仕掛」(創作歌舞伎)を観に行って来ました。
この公演、主催が“NPO法人子どもセンターあさひ”だけあって、会場には
たくさんのちびっこが・・・。
でも、予想していた程ちびっこで溢れているわけでもなく、数は圧倒的に大人が
多かったですね。


創作歌舞伎の本演目に入る前に、出演者が歌舞伎の基本について説明してくれたのですが、これが結構タメになりました。
効果音として使う太鼓には、その打ち方によって情景描写が異なるようです。
風の音(風で雨戸や扉が揺れている様)、雨の音、水の音(雨が降リ続き川のように流れる様)、波の音、雪の音(雪が深々と降り積もる様)など、太鼓のリズムによって分けています。
もっとも聞き覚えのある太鼓の効果音は、「ドロ」と呼ばれるもので幽霊、怨霊が
登場するシーンでよくドロドロドロ~・・・と鳴り響くのがありますが、それがコレ。
あと、歌舞伎につきものの拍子木を床に打ちつける音を「ツケ」と呼ぶそうです。
歌舞伎役者がキメの顔をする(「見栄」と呼ぶそうです)時に、このツケはつきもの
ですよね。
歌舞伎の初歩的知識もない私達夫婦には、ホント勉強になりました。

文楽劇場に展示されている
 くいだおれ太郎(の文楽人形)

 さて、肝心の創作歌舞伎「髪飾不思議仕掛」は、大体こんなストーリーでしたよ。
婚礼を前にした弥々姫は、髪が逆立つという奇病にかかってしまいます。
奇病を理由に婚礼を伸ばしていたので結婚相手である殿様の家臣、左馬之助が様子を伺いに訪れます。
そこへ応対に出た弥々姫の家臣解由が、姫の奇病を理由に婚約破棄の提言を
するのですが、この解由が実は姫の結婚を潰して国を乗っ取ろうとする悪者だったのです。
左馬之助が弥々姫の病気の原因を解明し、悪者を退治する・・・といった内容。

結構、判りやすいストーリーで観ていて楽でしたが、やっぱりこのへん、なんといっても主催が子どもセンターですからねぇ。
まぁ、そこが私達夫婦にはピッタリだったんですけど。

 この日、晩御飯(私達夫婦にとっては「酒盛り」と同義語)は、梅田のスペイン
魚介料理の“MARISQUERIA GOZO”へ行きました。
初めて行ったお店だったのですが、大満足♪

 といっても、正直入店した時はイラッ!としましたけどね。
だって、入店するといきなり「レストラン」と「バー」と席を分けているので、どっちか選んでくれと言われ、説明を聞いていると席だけでなく出す料理も分けているから云々カンヌン・・・。
もう聞いているだけで、メンドクサクなりますでしょ。
お店の外観は気楽なイメージだっていうのに、何でこうメンドーなの?!って・・・。

結局、バーのスペースでもスチーム・オマール(これが目当!)を注文できると
判ったので、こちらの席に座りました。


注文した一品モノは、結構美味しかったんですよ。
ワイン蒸しのムール貝は、まぁまぁ…でしたけど。
ちょっと貝が小振りだったんですが、これは仕方がないですよね。
その時の収穫によるものですし…。
気になる値段ですが、一品は安いもので500円~あります。

 そして、なんといっても目当てだったオマール海老!
もう、これがすっごく美味しかったんです!
(下世話にも値段の話をすると、写真の二人前で3,800円となります)
この海老みその甘かったこと、何のって。
私は、カニみそより、こっちのみそのが好きかも・・・。
もう、この頃には私の入店時の“イラっと感”とふてくされは霧消しましたね、
それはもう、ゲンキンなほど見事にね。

また、このお店に置いている白ワインはどれも辛口で、こういうところも
ポイントアップ!
CONDES DE ALBAREI という白ワインをここで初めて飲んだのですが、
これがもう料理に合うのなんのって!
下男いわく、白ワインは魚介類に合うというけれど、メインは魚(ヒラメなどの
白身魚)であって、上記ワインのように甲殻類や貝にまで合うのは、なかなか無いそうです。
(あくまでも下男の主観ですけどね)
夫婦でフルボトルを30分くらいで飲み干してしまいました(汗)
魚介料理とワインが好きな方には、本当にお薦めの白ワインです。

創作歌舞伎といい、魚介料理といい、文句のない一日でした~♪


おいっ!俺へのお土産はっ?!

 当然ながら、文句のあるモノが約一名(一匹)…。
案の定、スネていましたよ、栗蔵。
長時間、留守番していたのだから、おやつぐらいは買ってきておくべきでした。

2012年1月22日日曜日

コタツムリ~ぃ・・・

 昨日は一日、怠惰に過ごしていました~。ダレダレ~・・・
今日(日曜日)が出勤日にあたっていたから、なおさらです~。
もう、コタツから離れられないのってなんのって。
コタツに、もぐるようにして過ごす私に下男が「コタツムリ」と命名。
いいの、コタツムリでも何でも・・・。

ダレダレしている私の隣で、栗蔵もダレダレ、びろぉ~ん・・・。


好きな音楽をかけ、のんびりコタツで栗蔵をむちゃむちゃしながら読書するのが、
なんともいえない至福のひととき。



幸福感に浸っているうちに、今度は私が栗蔵につられて眠ってしまうんですよ。
どうして、にゃんこと過ごしていると、こうも眠りが自然に訪れるんでしょうかね。

コタツでくつろいでいる時ばかりでなく、就寝する時も枕元には栗蔵が・・・。
栗蔵のノドゴロとそれに伴う鼻息を子守唄がわりに眠りにつくのです。

さて、ベッドでしっかりと眠る時の話はおいておいて・・・。
栗蔵につられて思わず、コタツでうたた寝してしまい数時間後、眼を覚ますと
そこにはこんな大きなお尻が。

ホント、ボリュームのあるお尻ですね・・・。
このぱふぱふとボリュームたっぷりのお尻を見ていると、また眠気がやってきます。
栗蔵とコタツのセットなら、やっぱり私はコタツムリでいいや。

2012年1月15日日曜日

ROCKY HORROR SHOW


14日(土)は、友人Pと大阪シアターBRAVAまで劇団☆新感線の座長
いのうえひでのりと古田新太による公演「ロッキーホラーショー」を観に行きました。



大阪城の近くにこんな劇場が出来ていたんですね~。 私、初めて行きましたよ。
劇場の中は結構綺麗で、やっぱりまだ出来て新しいんでしょうね。
公演前にトイレに行ったんですが、女子トイレの個室が呆れるほど多いんですよ。
驚きましたが、これは女性としては有難いですよねぇ。
大体、どこの施設でも女子トイレは混雑、長蛇の列が出来ますものね。





 さて、肝心の公演の方は、すっごく楽しめました。大満足♪
最初は古田新太がトランスヴェスタイトのフランケンフルターを演じるなんて、なんとも合わないように思っていたのですが、いざ観ると・・・もう、納得!・・・しざるをえないカンジ(汗)
すさまじい存在感(ドスコイ!)でもって、今までのフランケンフルターとは全くイメージを異とした新太バージョン。
ストーリーやセリフ以前に、ビスチェ+ビキニパンツ+ガーターベルト+ヒール姿の新太を見ただけで、もう笑えます。
また、ウィッグがなんともいい加減で、おばさんかサイババか、といった具合。
観ていて思いました。
この新太のフランケンが強烈すぎて、私は今後フランケンフルターといえば、新太のごついおばさん姿しか思いつかなくなるでしょう。
もう、完全に刷り込みされちゃいましたよ。

舞台演出は素敵で、よく出来ていました。
メインの舞台セットの前にスクリーンがかけられ、そこに色々な風景を映し出して、様々なシーンを演出していました。
これって、よく使われる技なんでしょうか?
芝居って小劇場でしか観たことがない私は、こんな大規模で凝った演出は初めて観るものでした。

古田新太以外のキャストは、リフラフに岡本健一、コロンビアに青春シャンプーの
ニーコ(猫みたいで可愛かった♪)、エディにローリー寺西・・・じゃなかった、Rolly
etc・・・。
新太のフランケンも意外でしたが、Rollyのエディも意外でした。
だって、私が昔に観たロッキーホラーショーの映画では、エディはミート・ローフだったんですもの。
 
Rollyといえば、フィナーレで「TheTimeWarp」の演奏をバックに出演者全員が舞台で踊っている時、彼はギターを弾いていたのですが、途中からどっかで聞いたことのあるメロディーに変化していきました。
なんだろうなぁ~?この曲・・・と、考えているうちに判りました。
それは、あのCMメロディー♪グラン・シャトーへいらっしゃい!♪ だったのです。
さすが大阪人ですよね、Rolly・・・。

ホント、楽し~い公演でした☆
公演の後は、Pと飲みに行き4時間にわたって飲み続けましたよ。
それも最初から最後まで同じ店でね・・・(汗)



 眠っているときの栗蔵って、ホント天使みたい☆


眠っている時は、悪さをしませんものね。

そして、よくこんなブサイクな顔で目を覚ますので、
やっぱり彼には眠ってて欲しいものだと思うのです。

2012年1月9日月曜日

文楽 新春公演

1月3日は、文楽新春公演に行ってまいりました。
私達夫婦にとって、これは二度目の文楽体験にして、初の国立文楽劇場詣でだったのです。
もろビギナーの私達をナビゲートして下さったのは、私達の文楽の先生のような
存在であるT氏でした。
T氏が側について色々と教えて下さるので、助かったのなんのって・・・。


恵比寿様と大黒様が、お酒を振舞って下さいました♪
並んでいる人達ひとりひとりに、お酒を升に注いでくれるのです。

新春公演の前に鏡開きがあるとか、升でお酒を頂く為にも並ばなければならない、とかビギナーでは判らない情報をシカと教えて下さいました。
尚、升でお酒を頂く為の行列に、T氏が早々に並んでいて下さったので私達も
無事、升酒を頂けました。
配る升が無くなり次第、升が紙コップに替わる上、お酒を注いでくれるお人形も
いなくなってしまうんです。
これでは皆、必死で並ぶのは当然ですよね~。

幕の降りている状態の舞台
お正月らしい装飾がしてありますね

で、肝心の公演の方なんですけど、これも良かったんです♪
私達が観たのは第1部の「七福神宝の入船」「菅原伝授手習鑑」他。
悲劇が多い中で、最初に観た「七福神~」は、おなじみ七人の神様達がおのおの、
かくし芸を披露するという楽しい演目でした。
布袋様の腹太鼓がなんとも可愛らしかったです。

新年の祝い事で七福神がかくし芸を披露するのですから、当然この演目は正月でしか観ることが出来ません。
これもT氏のお薦めだ演目ったのですが、お薦め頂いただけのことはありましたよ♪

公演1部を観終わり、文楽劇場を後に帰りがてら見た↓この光景・・・。


よく言や、ミニ・シアター系?
確かにそのまんま、小さいですけどね。

文楽劇場と同じ通りにあるポルノ映画館。
このへん、橋下知事が文楽劇場という国立の箱モノがある立地にしては、環境が・・・云々と言っていたのが、ちと判るような気もします。
でも、まぁこんな混沌としたところも大阪の良いところかもしれません。

公演前に通りかかったAM10時前はシャッターが降りていて、正月中ということもあり閉まっていることが自然でしたが、帰りに再び前を通ってみると・・・
しっかりと開いてましたよぉ~。
いやぁ・・・これって、正月三日からしっかりとポルノ映画館に足を運ぶ人がいるって事ですよねぇ(汗)
いや、お元気で何よりです。

上映しているタイトルを見れば「混浴温泉 湯けむりで艶あそび」って・・・
思いっきり、昭和の香りがぷんぷんしてますなぁ~。
写真が小さくて判らないと思いますが、出演女優のルックスもどこか昭和です。
これって、昭和のフィルムを上映しているのでしょうか。
イメージ的に若者は映画館に足を運ばず、DVDかネット動画を愛用。
やっぱり、こういう映画館に足を運ぶのは「昭和を愛する中・高年」といったカンジ
でしょうか?
いや・・・ホントにお元気で何よりです。


さて、話を文楽に戻しましょう。
これは文楽公演新春公演、鏡割り・振舞い酒で頂いた升↑です。
頂いた時にはごく普通の升なんですけど、劇場に置いてある文楽スタンプを使えば
記念の升に大変身☆ ←これもT氏から教えて頂いたワザです。
スタンプは、ちゃんとその日の演目図柄となっているので、より一層記念としての
効果がありますよね。
撮影していると、いつものごとく横槍栗にゃん↓

くんくん・・・コレ、美味いの?

くんくん・・・
コッチは、どうにゃ?美味いの?

栗蔵、檜の匂いがするだけだってば。

うにゃらぁ~、残念・・・
どっちも美味しくなさそうですにゃよ。

 ちょっと、蛇足ですが・・・ 
ちなみに、こちらのお人形はアメリカの老舗ドールメーカーMadame Alexanderが
2001年に製造したJapaneseBrideです。
アメリカ人がイメージする日本の花嫁さんって、こんなカンジなんですかね?
着物の柄が思いっきり、中華していますけど。



くんくん・・・
ねぇねぇ、ココんとこ、クリームチーズ?

ちがう、それ花飾りのつもりだから!

・・・結局、文楽から始まって、ポルノ映画館だのお人形だのと、文楽から
逸脱したまま終わらせて頂きますです(汗)

2012年1月2日月曜日

あけまして、おめでとうございます☆

皆様・・・
新年あけまして、おめでとうございます☆

今年もどうぞ、よろしくお願い致します~♪

元旦の今日(いや、もう昨日になりましたね)私達夫婦は奈良県桜井市にある
阿部文殊院まで初詣に行きました。

天理市までは、道も空いていてスイスイと進んでいたのですが、渋谷あたりから
エライ渋滞に巻き込まれてしまいました・・・。
元旦とはいえ・・・もとい、元旦だからこそ参拝地周辺はやっぱり混むものなんですね。

いざ、文殊院の門前に辿り着いてみると、たいして混んでいないように見えたのですが・・・

や~っぱり、混んでいましたよぉ(汗)
コレ、写真に収まっている参拝客はほんの一部なんですよ。
ただ、この参拝客の列は、拝観料の必要な本尊へ続いているわけではなく、私達は
並ばずして本尊の文殊菩薩の前に辿り着くことが出来ました。
 いやぁ~・・・、やっぱりココの文殊菩薩像って、ホント素敵!
今まで私が見たことがある仏像の中で、こちらの文殊さんはダントツに麗しいルックス
なんです。
時間が許す限り、じっと眺めていたいくらい・・・。
写真撮影が禁止されているのが残念でなりません。
撮影できれば、シゲシゲ・ウットリと一人で鑑賞を愉しむところなんですが・・・ここまで
いくと、もう信仰の対象ではなく、私にとってアイドルですね、それもグラドル!(汗)


本尊を出た後は、金閣浮御堂で「厄除七まいり」を夫婦で致しました。
ここに来るまで気づかなかったのですが、なんと下男は今年前厄のようななんです。
夫婦できっちり、御堂を七回まわって、七回願をかけてまいりました。

花の広場では、毎年恒例の干支を花で描かれていました。 コレは、判りにくいかもしれませんが今年の干支「辰」です。

次は、春の寺宝展と弁財天大祭、秘仏十二天特別開帳があるGWに再び、ここ
阿部文殊院を訪れる予定です。

 さてさて、我が家の坊、栗蔵についてですが・・・。
元旦、届いた年賀状の中に、彼の出身キャッテリーからの年賀状も混じっておりました♪
(ありがとぉございます!親バカ1号&2号さま!)

年賀状には、栗蔵の父君レオくんの雄姿がっ!
ほんっと、栗蔵のウリ坊然としたタビーは、レオ・パパからの贈り物です。


「パ・・・パパァ~ッ!!」


「パパ、“しっぽ”(栗蔵の幼名)は
このとおり、元気にやっておりますにゃよ!」


「俺も、パパのような立派な
ラクーンになってみせるにゃよ!
待っててくれにゃ、パパッ!!」

2012年、栗蔵を含め家族で何事においても(?)頑張ってまいりたいと思います。

皆様どうぞ、よろしくお願い致します~!