2012年1月9日月曜日

文楽 新春公演

1月3日は、文楽新春公演に行ってまいりました。
私達夫婦にとって、これは二度目の文楽体験にして、初の国立文楽劇場詣でだったのです。
もろビギナーの私達をナビゲートして下さったのは、私達の文楽の先生のような
存在であるT氏でした。
T氏が側について色々と教えて下さるので、助かったのなんのって・・・。


恵比寿様と大黒様が、お酒を振舞って下さいました♪
並んでいる人達ひとりひとりに、お酒を升に注いでくれるのです。

新春公演の前に鏡開きがあるとか、升でお酒を頂く為にも並ばなければならない、とかビギナーでは判らない情報をシカと教えて下さいました。
尚、升でお酒を頂く為の行列に、T氏が早々に並んでいて下さったので私達も
無事、升酒を頂けました。
配る升が無くなり次第、升が紙コップに替わる上、お酒を注いでくれるお人形も
いなくなってしまうんです。
これでは皆、必死で並ぶのは当然ですよね~。

幕の降りている状態の舞台
お正月らしい装飾がしてありますね

で、肝心の公演の方なんですけど、これも良かったんです♪
私達が観たのは第1部の「七福神宝の入船」「菅原伝授手習鑑」他。
悲劇が多い中で、最初に観た「七福神~」は、おなじみ七人の神様達がおのおの、
かくし芸を披露するという楽しい演目でした。
布袋様の腹太鼓がなんとも可愛らしかったです。

新年の祝い事で七福神がかくし芸を披露するのですから、当然この演目は正月でしか観ることが出来ません。
これもT氏のお薦めだ演目ったのですが、お薦め頂いただけのことはありましたよ♪

公演1部を観終わり、文楽劇場を後に帰りがてら見た↓この光景・・・。


よく言や、ミニ・シアター系?
確かにそのまんま、小さいですけどね。

文楽劇場と同じ通りにあるポルノ映画館。
このへん、橋下知事が文楽劇場という国立の箱モノがある立地にしては、環境が・・・云々と言っていたのが、ちと判るような気もします。
でも、まぁこんな混沌としたところも大阪の良いところかもしれません。

公演前に通りかかったAM10時前はシャッターが降りていて、正月中ということもあり閉まっていることが自然でしたが、帰りに再び前を通ってみると・・・
しっかりと開いてましたよぉ~。
いやぁ・・・これって、正月三日からしっかりとポルノ映画館に足を運ぶ人がいるって事ですよねぇ(汗)
いや、お元気で何よりです。

上映しているタイトルを見れば「混浴温泉 湯けむりで艶あそび」って・・・
思いっきり、昭和の香りがぷんぷんしてますなぁ~。
写真が小さくて判らないと思いますが、出演女優のルックスもどこか昭和です。
これって、昭和のフィルムを上映しているのでしょうか。
イメージ的に若者は映画館に足を運ばず、DVDかネット動画を愛用。
やっぱり、こういう映画館に足を運ぶのは「昭和を愛する中・高年」といったカンジ
でしょうか?
いや・・・ホントにお元気で何よりです。


さて、話を文楽に戻しましょう。
これは文楽公演新春公演、鏡割り・振舞い酒で頂いた升↑です。
頂いた時にはごく普通の升なんですけど、劇場に置いてある文楽スタンプを使えば
記念の升に大変身☆ ←これもT氏から教えて頂いたワザです。
スタンプは、ちゃんとその日の演目図柄となっているので、より一層記念としての
効果がありますよね。
撮影していると、いつものごとく横槍栗にゃん↓

くんくん・・・コレ、美味いの?

くんくん・・・
コッチは、どうにゃ?美味いの?

栗蔵、檜の匂いがするだけだってば。

うにゃらぁ~、残念・・・
どっちも美味しくなさそうですにゃよ。

 ちょっと、蛇足ですが・・・ 
ちなみに、こちらのお人形はアメリカの老舗ドールメーカーMadame Alexanderが
2001年に製造したJapaneseBrideです。
アメリカ人がイメージする日本の花嫁さんって、こんなカンジなんですかね?
着物の柄が思いっきり、中華していますけど。



くんくん・・・
ねぇねぇ、ココんとこ、クリームチーズ?

ちがう、それ花飾りのつもりだから!

・・・結局、文楽から始まって、ポルノ映画館だのお人形だのと、文楽から
逸脱したまま終わらせて頂きますです(汗)

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