2012年3月24日土曜日

栗蔵とカクレンボ

 土曜日だというのに、今日も下男は仕事でした。
仕方がないんですよね、この時期は一年で一番忙しい時期なんです。
休みなく働く下男を無情にも放っといて、私は一日のんびりと・・・♪

夫婦でお出かけするでもない休日は、栗蔵と遊ぶにかぎります!

掃除など家事を済ませた後は、栗蔵とのお遊びタイム。
ネコジャラシ系のオモチャで遊んでいるうちに、栗蔵はノリノリ絶好調!

栗蔵は部屋中を走りまわり、コーフンしながら私の太股を前あんよで
ペシッ!と叩いてから家具の陰に隠れます。
子猫の頃から、ベッドの下に隠れて、隙をついて私の足首にじゃれつき、
また慌ててベッドの下に隠れる・・・といったカクレンボが好きでした。

栗蔵は、今日も子猫時代と同じようにカクレンボをしているつもりだった
のでしょう。
何度か私にじゃれては隠れるので、その様をデジカメで撮影してみました。

しかし・・・コレです。
一応、栗蔵はコレで隠れているつもりなんです(汗)

「頭隠して尻隠さず」っていいますが、尻以上にはみだしちゃってます。
確かに頭は隠してますけどね。
・・・ってか、頭だけが辛うじて隠れています。


にゃにゃっ!
と、得意げになって突進してくる栗蔵。

にゃっ!!
どうにゃよ、驚いた?
ってなカンジで足元に突進してきましたが、ここは驚いてあげるべき?
でもね、頭だけ隠れている時からずっとアナタの姿はしっかりと
丸見えでしたから・・・(汗)

なんかね、栗蔵とのカクレンボってずっと、これの繰り返しなんです。
(はたして、これをカクレンボと呼んで良いのかしら?)

遊んだ後は、おなかもすいて、ご飯タイム。

ガーツ、ガツッ!
勢いよく食べていると思ったら・・・

ジ~~~・・・・
これは、おかわりちょ~だいっ!というサインです。
ここぞとばかり、気合いの入った可愛らしい顔をするんですよねぇ。
心が石で出来ているのではないかぎり、こんな顔で見つめられたら
おかわりをあげずにはおれません。

まんまと、おかわりをせしめた栗蔵。
どうです、この恰幅の良さ!
なんか、「塊!」っていう一文字の単語が頭をよぎります。

あ~、食った、食った・・・。
たくさん遊んで、たくさん食べた後は、もう寝るしかありません。


コタツに入った私の隣で、ねんねっこ。
「塊!」という単語が、また私の脳裏に蘇ってきましたよ。

とはいえホント、大きなお尻ですね、栗蔵ってば・・・。

眼が覚めたら、また遊んで、ご飯を食べて、また寝る・・・。
働いている下男の苦労はさておき、私と栗蔵の実に平和な休日の
ひとときでした。


最後に、余談ですが・・・
やっぱり、猫って人間が思っている以上にヒトの言葉を理解していると
思うんです。

うちの栗蔵は、「栗蔵君は男前だよね~」とか「栗にゃちゃんが一番、可愛い!」
とかいう言葉を耳にすると、こんな顔をします。

ふふっ・・・!
そんな当たり前のことを言うにゃよ~・・・。

どや顔というより、余裕をかましてるような顔をするんですよね(汗)
そんな当たり前のことを言ったって、御世辞にはならないんだぞっ、
だから、もっと言いたまえよ!・・・という顔です。

2012年3月18日日曜日

ふみふみ、もちもち・・・♪

 昨日の土曜日は、友達Uと梅田をブラブラ徘徊した後、お初天神通りにある
「オマール」で4時間近くも飲み続けていました♪
もう、好き放題に過ごした1日だったので、大満足!

ただ一点だけ失敗しちゃったのが、お初天神通りにペットショップがあるので
帰りに栗蔵へのお土産(おやつ)を買おうと思っていたのに、ものの見事に
忘れちまいました~~(//▽;\\)
ごめんね、栗蔵・・・。

さて、うちの栗蔵ですが、最近やたらと家人のお腹の上でシコを踏まれます。

 この写真はコタツで寝ころぶ私のお腹の上に乗って、ふみふみ、もちもちと
御機嫌さんにシコを踏んでいるところです。
痛いわ、重いわ、で正直なところ勘弁してくれ!なのですが、いかんせん
もちもちしている時の坊ってふごぉ~ふごぉ~と鼻息も荒いノドゴロで、
私としてもお腹の上から坊を降ろしずらいんですよね(汗)



 こう、お腹の上に乗っかっている坊をじっと見上げていると、改めて顔が
でかいんだなぁ~…なんて、妙な感心をしてしまいます。

ひととおり、私のお腹の上でシコを踏み終えると、新たな場所に土俵を求めて
移動して行きます。

のっし、のっしと歩く坊を至近距離から撮影しました。
私達夫婦は最近、このボリュームのある胴体から、ヌーとかバッファローを
思い起こすようになっているんですが、どうでしょう?


 コタツ布団の新たな箇所に土俵を見出だし、シコ踏み開始・・・。
さっきより少し離れたというのに、まだふごっ、ゴロゴロ~、ふごっゴロ~、
っと荒い鼻息とノドゴロがよく聞こえます。



 荒い鼻息に吹き出してしまったので、何事かと栗蔵に振り向かれました。
表情からして「なに?お前、変なやつぅ~!」と、彼がいぶかしんでいるのが
判るのですが、私としてはその言葉をそのまま返してやりたい!ものです。



 下男と一緒に栗蔵をおもちゃにして遊んでみました。


 よ~し、よ~し、イイコだねぇ~♪
ナデナデしながらお耳フタ!して、スコテッィッシュホールドごっこ(^▽^)
まぁ~、こりゃまた、ずいぶんお顔の大きなスコちゃんですねぇ~っ☆


 
あ?…さすがにバカにされている事に気付いたみたいです。
にらんでますよ、お耳フタしたままですけど。

2012年3月11日日曜日

文楽地方公演

 10日(土)は、夫婦そろって尼崎市まで文楽を観に行ってきました。
公演自体はもちろんですが、同じくらいにこの日、文楽の先輩
N子さんにお会いするのを楽しみにしていました☆
だって、お久しぶりだったんですもの~。
(公演後、しっかり一緒に飲みに行きましたわよ)
文楽の師匠T氏とは、雛祭りの日に歌舞伎鑑賞でご一緒でしたので、
ちょうど一週間ぶりの再会となりました。

開場から開演までの間、なんと吉田和生先生がロビーで老女形の人形と
東日本被災地への募金活動をしていらっしゃいました。
(気付かずに、観客席にいた私をN子さんがわざわざ呼んで知らせて下さい
ました。N子さんに感謝!!)

 私、老女形のお人形が大好きなんですwwこれ、フケオヤマと読むんですよ、
ロウジョガタではありませんからね、念のため(汗)
老女形って聞こえは悪いのですが、大人の女性を演じるお人形なんです。
娘のお人形も綺麗ですが、私としては老女形の色気に魅力を感じています。

もう、ウットリ~(///▽\\\)

N子さんと一緒に、和生先生の操るお人形と記念撮影もしました~。
和生先生はたいへん親切な方で、撮影後にちゃんと撮れているか確認する
よう勧めてくれて、上手く撮れていなければ撮り直しまで付きあって下さい
ました。
また、私達に「こっち、こっち」とお人形がチョイチョイと手で撮影の立ち位置を
誘導してくれたのですが、これも嬉しかった~。
私、思わずお人形の手を掴んじゃいましたよ。
多分、握手のつもりだったんでしょうね(汗)

しなしな~って、仕草のひとつひとつが艶めいていて、まるで生きている
小さなお姐さんといった感じです。
「ホント、生きているみた~い!すご~いっ!!」と、人形使いの先生を
前に思わず、アホな称賛の言葉を口にしてしまった私・・・(汗)
すると先生が困ったように、こう仰いました。
「いや…そりゃ、それが仕事ですからね…」

すみませんでした、和生先生~っ!

 ちなみに和生先生の操るこの老女形は、「摂州合那辻」の玉手御前という
キャラクターでした。
この演目、玉手御前(老女形)と浅香姫(娘)のキャットファイト・シーンが
なかなか面白かったんですよ♪

キャット・ファイト・・・、女性同士の殴り合い(引っ掻き合い?)のことですが、
これって巧い表現ですよね~☆

「とうっ!!」
↑これもある意味、キャット・ファイト?


 栗蔵は、この日もイイコにお留守番してくれていました。
イイコ、イイコ・・・♪










2012年3月4日日曜日

秀山祭三月大歌舞伎

 3月3日の雛祭りは、京都南座での初の歌舞伎鑑賞となりました。
私達初心者夫婦をナビゲートして下さったのは、文楽の大先輩T氏。
文楽だけでも非常に詳しくてビックリするのに、歌舞伎までやたらと
詳しい方なんですよ、このお方は。
お陰で、私達夫婦は大助かりなんですよねww(^^;)

さてさて、この公演では中村歌昇改め中村又五郎、中村種太郎改め
中村歌昇の襲名披露がありました。
初の歌舞伎鑑賞で襲名披露の口上が見られるなんて…ラッキー♪

私達が鑑賞した夜の部の「口上」以外の演目は、「平家女護島 俊寛」、
「船弁慶」でした。

どの演目も良かったのですが、中村吉右衛門が演じた「俊寛」には
いたく感動しました。
これは、平清盛に謀反を企てた為、藤原成経と康頼と共に鬼界ヶ島に
流罪となった俊寛僧のお話です。
成経と康頼は清盛の娘の安産祈願の恩赦を受け、都への帰還を
赦されるのですが、俊寛だけは赦されません。
俊寛は、迎えに来た役人の書面に自分の名前が書かれていないのを
読み落としたのではないかと何度も確認したり、自分一人を置いて
出向していく船にしがみつこうとしたりと、平家物語では、ひたすら
俊寛の帰還することへの執念だけを強く描いています。
この後、俊寛は娘からの手紙で妻と息子が亡くなった事を知り、
絶望から断食して自害するのです。

「口上」が終わるまでは、ちゃんと襲名祝い幕

 これが歌舞伎では、ドラマチックなお話になっていました。
俊寛も恩赦で乗船できる権利があるものの、成経に出来た恋人に
その権利を譲るため、役人の一人を殺害します。
乗船する権利を譲るのは、俊寛の妻が処刑されたと聞かされた
ことによる絶望からでもあるのですが、成経の恋人に対する親心
からでもあるのです。
そして覚悟して、自分ひとり島に残ることを選んだものの、都へ
帰還する想いを断ち切れず、よろける足で船を追いかけ、必死で
呼び戻そうと叫んだり…たいへん哀しい執念をみせます。

これがもう、吉右衛門の熱演によって、見ていて思わずウルルッと
きてしまいました。
最初、宣伝チラシを見た時は、正直、吉右衛門のヨレヨレとした爺の
ビジュアルから、せっかくの歌舞伎鑑賞デビューというのに、
何とも華のない演目だよなぁ~…(溜息!)でした。
いざ観てみると、これがこんなに感動するなんて…。

だってね…、
こんなヨレヨレ爺なんですもん(汗)

初の鑑賞でこれだけ感動してしまうと、もう、のめり込むのも必然
って感じですよね?!

 今年は、文楽といい歌舞伎といい、私達夫婦には嬉しい初体験が
続いております~♪
ただ、好きなモノが増えちゃって、ちょっと困っちゃった状態では
ありますね…懐具合が(汗)


 ところで、栗蔵ですが歌舞伎に出かける前に私達、彼を
シャンプーしたんです。
見て下さい、この仏頂面・・・。
何といっても、俊寛顔負けのショボサとヨレヨレっぷりでしょ?