2011年5月30日月曜日

フィラリア予防


28日(土)は、フィラリア予防の為、動物病院に栗蔵を連れて行きました。
フィラリアっていうと、どうしてもワンコの病気と思いがちだったのですが・・・。
何でもにゃんこの方がワンコより重篤な症状になる他、ヒドイ場合は突然死する
事もあるんだとか。
ワンコのように肺や心臓にフィラリア成虫が寄生する事はなく、にゃんこの場合は
蚊に刺されてフィラリア幼虫が血管内に侵入しても、ほとんどその幼虫は血管内で死滅してしまうそうです。
 が、コワイのはその幼虫の死骸が元で肺に炎症を引き起こし、呼吸障害になるんですって。

でも、そんなコワイ病気でも予防さえすれば、防げるというのですから安心です。


 病院で受けた説明によると、5月~12月までの間(地域により異なるそうです)
毎月1回スポットタイプの予防薬をにゃんこの地肌に塗りこむだけでOKだとか。
今回は、病院に連れて行って塗ってもらいましたが、次月からは自宅で薬を塗りこむだけで良いので助かります。

せっかく、病院まで連れてきたので、フィラリア予防だけでなく、簡単な健康診断と
爪切りもお願いしました。
先生が注意してマジマジと様子を診ていたのが、栗蔵のギトギト尻尾。
「いつも、こんなふうにベタベタしているんですか?」と、皮膚に異常が無いかと
尻尾の毛をかき分けながら調べる先生。
「月に1回、シャンプーしてるんですけど、どうもこの子、オイリーなもんで・・・」
そう。ホントにオイリーな男なんです、栗蔵って。
とりあえず皮膚に異常も無く、ホッとしました。
次に、先生が栗蔵の爪を切ろうと前足をつかんで、微笑みながらポツリと一言。
「・・・汗ばんでますね・・・。」
肉球に汗握る栗蔵・・・イケてなさすぎ。
でかいわ、毛むくじゃらだわ、その上オイリーで肉球は汗ばんでいるって、完璧
ダサ男じゃないですか。



帰り際、先生から去勢手術はしないのか訊かれました。
栗蔵も1歳をすぎた事ですし、そろそろ去勢をしなければなぁ~、と考えていたのですが、我家では下男が反対なんです。
「たいてい男性の飼い主さんは嫌がるんですよね~。可哀想って・・・。その気持ちは、判らなくも無いんですけど~。」
と、先生も男性なので、そう仰っておりました。
先生が、スプレー行為とかしないか、性格はどうか、とか訊いてこられたのですが
それが、まったくのところ栗蔵には問題が無いんですよね。
スプレー行為はしないし、性格もガサツだけど荒っぽくはないし・・・。

我家の近所には野良ちゃんや外出派にゃんこがあまりいないようで、発情期を迎えた声を聞いた事がありません。
そのせいかウチの坊は色気に目覚める事も無く、ただひたすら食い気一筋です。
今でもスゴイ食欲なのに、このままで去勢すると一体どれだけ食べるようになるのか?!考えるとコワイです。

だけど、やっぱり去勢をしておかないとなぁ~・・・。
将来、栗蔵にお嫁さんをお迎えしてあげられれば良いのでしょうが、そんな余裕は我家にはないし。
でも、下男の言うように栗蔵のDNAを残したい、という気持ちも判るような・・・。
早く決断しなきゃいけない、と思いつつ、ついつい先延ばしにしている問題なんです
よね、この栗蔵の去勢手術。

んん~、悩むよな~。早く決めないと・・・

ガーンッ!!
にゃ、にゃに~?!去勢だとぉ~!!
なに、それ?

2011年5月23日月曜日

最近のお気に。

栗蔵の抜け毛がスゴイです。
手を抜いて2日間ブラッシングをせずにおくと、小さな毛玉が出現してしまいます。
つい先日は、メインクーンの命ともいえるヨダレカケ(エリ巻き、とも言います)部分にも毛玉がっ!!
ホントーに、毎日のブラッシングは欠かせません。
なのに栗蔵はブラッシングが大キライで、ほとほと困っています。

なんとか、ブラッシングを少しでも好きにさせようと最近、ブラッシング後には
ご褒美をあげています。

それがコレです、コレ!「ささみのおとと」!


最初は、このパッケージの可愛いらしさに目がとまったんです。
うちの坊の、この「おとと」をくわえた姿が見てみたいっ!
きっと可愛いにちがいないっ!
・・・もう、即買いでしたね。

そして、栗蔵にあげてみると・・・。


なんか、サイズがあまりにもパッケージとちがうと思いませんかっ?
パッケージは、あくまでもイメージ画なんでしょうけど実物が小さすぎます!
そりゃあ、栗蔵の顔も確かにデカイんですけどね(汗)


「は、早く、よこせにゃよっ!!」

でも、食いつきはバッチリ!坊はテキメン、ご満悦です。

バリ!バリ!バリ!

でもね、坊が気に入ったのは良いけど、私としてはやっぱり「おとと」をくわえる栗蔵を見たかったわけですよ。
なのに、くわえるどころか一口で食べてしまいますからね、栗蔵ってば。
食べている姿もゴーカイで、可愛いとはほど遠い野生的な表情になりますしね(汗)



テーブルに「おとと」


なにやら、軍手らしきモノがにょきっと・・・


がしっ!!

前足と比べても、やっぱり「おとと」小さいですね。

「お宝、ゲット~!!」
顔と比べるとより一層、小さく見える「おとと」でした。


ちなみに、このおやつでつってブラッシングを好きにさせる目論見でしたが、好きになってくれたのは、このおやつだけでブラッシングは相変わらず大キライです。

・・・ま、坊にブラッシング好きになってくれと、期待する方が間違っているんでしょうけどね。 トホホ・・・。


2011年5月16日月曜日

シャ・ノワール ~ 昼間から飲める休日の幸せ♪ 

伊丹市立美術館で開催中の
「陶酔のパリ・モンマルトル~シャ・ノワールをめぐるキャバレー文化と芸術家たち」展に行って参りました。
1881年創業したキャバレー「シャ・ノワール(黒猫)」は、当時の新進芸術家達の
活動拠点であったそうです。
そこで繰り広げられていた前衛芸術、絵画、ポスターなどが多く展示されていたのですが、中でも印象的だったのが影絵芝居で用いられた亜鉛版です。
光を当てて展示されているのを見ると、本当に美しかったですよ。
幼少の頃にあった、ちょっと不気味なTVCM「パルナス」を彷彿とさせられましたけどね・・・。


お昼は近くの白雪ブルワリーレストラン「長寿蔵」へ。
いやぁ~・・・昼間っからビールを飲めるなんて、これぞ休日!って感じですね。


美味しかったムール貝
思わず蒸し汁まで飲んじゃいました♪

ここの地ビール「スノーブロンシュ」が海外ビールコンテストで金賞を獲得したそうなんですが、私はもひとつ好きな味ではなくて残念でした。
オレンジピールを使用しているので、酸味があり、それが爽やかだと好む人もいれば、私のようにフルーツビールが苦手だという人にはお勧めできません。


「泡にごり」は、こんなふうに
グラスに注がれます。

私が、すっごく気に入ったのは「泡にごり」という活性酒!
搾る前の清酒のモロミを目の粗い麻布でこしただけの白いお酒です。
これが、すっごく美味しいんです!
爽やかで甘味があって、なんとも飲みやすく、女性に人気がありそうな感じ。

美味しかった「泡にごり」!!

売店で、この「泡にごり」ボトルをしっかりと買って帰りました。
このお酒、他の店では売っていないそうですよ・・・。
ああ・・・このお酒のために、下男にまた伊丹まで連れて来てもらお~っと・・・。

あの・・・俺へのお土産は?
おとなしく留守番してたんだけど?


な、なぁにぃ~っ?!
何にもないだとぉぉ!!
よくも、そんなヌケヌケとぉ~・・・!!

2011年5月7日土曜日

GW満喫~歌川国芳展~猫フェア♪

GWの人ゴミも気にせず、大阪市立美術館まで歌川国芳展に行ってきました。
美術館の外観写真ではイマイチわからないと思うのですが、展示室の中に一歩
足を踏み入れたら、そこはもう、人・人・人!!
「100点以上もの作品が展示されています。お好きなところから順々に回って見ていって下さ~い!」と声を張り上げる美術館員をよそに、入口付近からきっちり2列に
並んで進む人達・・・。
-上野動物園にカンカンとランランを見に行った幼少期を思い出しちゃいました。

展示室奥に進むにつれ、その行列は崩壊していきバラバラになっていったのですが、そりゃムリもありません。
あのまま牛歩のごとく並んで展示物を見ていると、おそらく閉館までに全ての作品を見る事などできませんからね。
まぁ、思わず並んでしまうほどに人が多かった、という事なんでしょう。


さて、展示の方ですが国芳って猫好きだったというだけあって猫を題材にした作品が結構多く、それだけでも楽しめました♪
猫以外の動物を使った戯画として、国芳が好んでいたと思われるのは、なんと
狸の☆☆タマ・ネタ!
このネタで4~5種類ほどあったと思われます。
・・・て、いうか、狸を描くときは必ず☆☆タマ・ネタ
おそらく、国芳にとって狸=☆☆タマだったんだと思うんです。


猫に比べると狸の出番は少ないのですが、それでもネタが、☆☆タマ・ネタだけに
続けて見ていると、「し、しつこいなぁ・・・よっぽど好きだったのね」と、思わず
呆れてしまいます。
それに、どうも国芳の描く狸の☆☆タマって、臭そうな感じがするんですよね。
ある戯画「さむがり狸・初午のたぬき」では、狸がタマ袋を布団にしてくるまっている姿が描かれているのですが、なんか匂ってきそうな気が・・・。

この国芳の狸ネタを見ていると、どうして狸の☆☆タマは大きいとされてきたのだろうと考えずにはおれません。
信楽焼きの狸にしかり、何故日本では古くから狸というと、大きな☆☆タマと決めて
かかっていたのでしょうか?
私、なんだか結構、気になってきました。
日本人の狸の☆☆タマ・ネタ概念をテーマに、民俗学でも学んでみようかしら?

今、気付きましたが、私もしつこく☆☆タマ・ネタに固執していましたね(汗)

話題を変えましょう・・・

4日から阪神百貨店で開催されている「猫フェア」♪
こちらも意気揚々と行って参りました。
大多数の作品、商品が並ぶ中で、夫婦そろって一目惚れして購入したのが
ネコロジック・アーツのTAKさんの作品♪


か、可愛いっ!!このぶちゃカワが、私好みでたまりません!
TAKさんはもともと器などを焼いているそうで、9月の信楽でのイベントにも参加されるとのこと。
私達夫婦もぶちゃ猫求め、器を購入する人達に混じりながらTAKさんのブースを
覗きに行こうっと♪


さて、最後に本題とはまったく関係の無い栗蔵写真を・・・。


なんか、だらしな~い姿でございましょ?
水を飲む時は、このようにゆるゆると寝そべっていることが多いんです。

まぁ、坊がゆるゆるしているのは、何も水を飲む時だけではないんですけどね。

2011年5月1日日曜日

フラフラと六道珍皇寺

30日(土)は、友人Hちゃんとフラフラと京都へ。
親鸞聖人750回大遠忌法要を記念して、現在テーマ館となっている西本願寺門前町の伝道院を覗いてきました。
映像・音楽のリラクゼーション企画とパネル展示(京都の工芸と親鸞聖人について)がされていたのですが、なんとな~く地味な印象で終わりました。
企画や展示なんかより、伝道院の外観(↑写真)の方がインパクトがあったかも。

次に寄ったのが、六道珍皇寺。
薬師如来像や桃山時代の参詣曼荼羅図など特別公開中なのです。
また、このお寺には地獄に通じるという伝説の井戸があって、私としてはこの井戸を覗いてみたかったんです。 
平安初期、朝廷に仕える漢学者 小野篁が死者の裁判に立ち会う為、この井戸から冥府庁(地獄)へ通ったとか。
 
ワクワクしながらお寺に行ってみると・・・ショック。
井戸は遠くからしか見ることが出来ず、おまけに蓋までされているし。
(荒俣宏大センセーの本では、ちゃんと撮影されてたぞ!)

井戸はショックだったけど、特別公開されている曼荼羅図や、六道図やその他地獄図は興味深く、なかなか楽しめました。
ただ、そのうちの確か江戸時代(?)描かれた地獄図が妙に画力が稚拙で、別の意味で楽しむことになりましたけど。

その図をじっと見つめていると、隣でHちゃんが軽く吹き出し、「これ、何?」と
訊いてきました。
Hちゃんが指摘する箇所を見てみると・・・確かにヘン!
針山地獄の脇に、卒塔婆のある墓場で烏と戦っているような亡者らしきモノ(画が下手で亡者なのかも断言できず)がいます。
そいつ、墓石を倒して烏と戦っているようにも見えますが、それが墓石ではなく餅にも見え、その餅を烏と奪い合っているようにも見えるのです。
大体、それが戦っているとも言い切れず・・・ひょっとして踊っているのかも?!
針山地獄で身体を刺されて苦しんでいる亡者の横で、踊りながら烏と餅を奪い合う奴(?)
ここで念を押しておきますが、コイツは餓鬼ではないんですよ。
餓鬼道はコイツとは遠く離れた箇所に描かれていました。

Hちゃんの言うとおり、コイツはあまりにマヌケです!マヌケすぎます!

そばにいた寺のガイド員にもコイツは何をしているのかと訊いてみると、
「な・・・何でしょうね?」と困った様子。
しげしげと見つめた後、流石にガイドのカレも
「なんといっても、絵が下手ですからね~・・・何なんでしょうかねぇ~。」
と、正直な感想を述べておりました。

本来、信者への説法目的に描かれた図だろうに、後世の者にこんな形で笑われる事になろうとは・・・。

この問題図の絵師に祟られないよう、境内にある冥界にも音が届くと言われる
「迎え鐘」をしっかりついて帰りました。

栗蔵が26日で、めでたく1歳になりました~!
うしこちゃん、マサムネくん、ガガちゃん、虎鉄くんも
おめでとぉ~♪

これからも、あらゆるモノを蹴散らしながら
元気に成長していってほしいものです。