2011年10月10日月曜日

近代の錦絵~白鹿記念酒造博物館

10月8日土曜日、西宮「白鹿記念酒造博物館」まで錦絵展に行って来ました。
豊原国周、月岡耕漁、月岡芳年の作品が展示されているのですが、私の目当ては
月岡芳年!
芳年といえば、なんといっても血みどろの無残絵というイメージ。
・・・なのですが、今回は晩年の残酷さがない「月百姿」という作品の一部が紹介されていました。
私としては、いかにも芳年!というオドロオドロした作品を期待していたのでちょっと
残念でした。

白鹿酒造館

白鹿記念酒酒造博物館って、私達夫婦は初めて行ったんですけど、入館料が
安いんです。
大人ひとり400円で、記念博物館と酒造館(昔の酒造に関する資料施設)の両方に
入館できます。
オマケに、お酒の記念ボトル(350ml)という、お土産つき!
このお土産って、何かのキャンペーンか期間限定で配っているんでしょうかね?
常に実施していたら、とんでもない赤字になるんじゃないの・・・?


白鹿の酒造館って結構、楽しめました。
伊丹の白雪よりお金をかけていると思われます。

酒樽の中に入ると、麹の発酵状態と表面に
発生する泡の関係を映像で説明してくれます。

大きなスクリーンが設置されていて、センサーで来館者を感知すると映像が流れたり、昔使用されていた複数の道具が展示されていて、その中から任意でひとつ選び、指定の機械の上に置くと、その道具について説明する映像が流れたり・・・。
ちょっとしたパビリオンです。
伊丹の白雪酒造も、これぐらいやってくれれば、もっと面白いのに・・・。

酒樽に入れられて、自分も一緒に発酵しているような気分。
(ちょっと、おっちゃん!もっと丁寧にかき回してくれないかしら!
私が入っているっていうのに、失礼しちゃうわね!)
そういえば横溝正史の作品で、酒造所の樽に死体が浮いている
のってありませんでした?悪魔の手毬唄でしたっけ?

でもね、昼御飯は「白鹿クラシックス」でとったんですけど、ココ美味しいんだけど
ワイナリーレストランとしては白雪の長寿蔵の方が良いかな~・・・。
白鹿の方は店内も小さく、種類も少ないんですよ。そこがチョットね。

日替わりランチ(千円)と日替わり蔵六ランチ(千二百円)。
値段は、とってもリーズナブルです。
店内は、蔵の中をイメージしています。
明るいのであまり蔵の中って感じじゃないけど。
でも、逆に横溝正史の「蔵の中」って感じだと
お客ウケ悪いだろうしなぁ~・・・
私は好きですけど。

私は、この日ひどい二日酔いで、あまり食欲がありませんでした。
ただ、前菜を見た瞬間、下男の勧めもあって思わずビールを注文し迎酒・・・(-。-;)
いやぁ~、迎酒ってホント効くんですね~!
一挙に気分良くなりましたよ。
ただ、それはゼロからプラスじゃなくてマイナスからゼロになった気分の良さであって、ランチも半分しか入りませんでしたけど。
でも、まぁ気分の悪さが無くなった分、その後のスケジュールはかなり足取り軽くこなせましたけどね。

ただ下男が迎酒について、気分の悪さを解消するものではなくて、気分が悪いという自覚を麻痺させるものだろう、と言っていました。

・・・そうです。そのとおりでしたよ。
夕刻あたりアルコールが抜けたのか、また気分が悪くなりました。
ただ、晩に夫婦で酒盛りして昼同様に気分も良くなり、結果的には気持ちの良い一日の終わりを迎えられました。

もしくは、アル中としての一日の始まりを迎えたとでも言おうか・・・。

 くんくん・・・
 これが、白鹿で貰えるお土産ボトル。

んにゃっ?!
も、もあぁ~ん・・・

匂いだけで酔っぱらったかも・・・?

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