2011年8月1日月曜日

承天閣 納涼寄席

30日(土)に相国寺承天閣美術館で開催中の「ハンブルグ浮世絵コレクション展」
へ行ってきました。
その日は開催記念イベントの「納涼寄席」があり、露の団四郎、露の団姫という噺家による怪談噺を聞きました。

私は落語を生で見るのは初めてで、その分、不慣れな為か、露の団姫(ツユノ マルコと読むそうです)の落語を見ていると、妙に落ち着かなかったんです。
声もよくとおるし、カツゼツも良い。
なのに、なんか、妙だ・・・。なんだろうな、コレ?
しばらく考えながら団姫の落語を見ていると、妙な違和感がどこからくるのか判りました。
それは、彼女の視線でした。
張り付いたような満面の笑顔で、観客席を右、左と見渡しながら、いかにも全てのお客に対してお話をしているのだ、という素振りなのですが、目が天井を向いているんですよね。
だから、観客席を見渡しているように見せながら、お客の頭の上に視線を走らせるので、誰とも目が合う事もないんです。
噺家の席(舞台)が客席よりも高いので、お客の方を見てしまうと見下ろす事になるので、わざとこのように上を向いて話すのでしょうか?


客席から舞台を見たら、こんな感じです。
中央の座布団の上に噺家がちょこん、と座るわけです。

若手の団姫の次に、ベテランの団四郎の落語を見ましたが、ベテランともなると視線も自然でした。
同じように、客席の誰とも視線は合っていないと思うのですが、その外し方自体がとても自然なんです。
若手とベテランの違いって、すごいなぁ~・・・と、妙なところで感心してしまいました。
団四郎の落語も良かったですよ。
登場人物を演じ分ける時、声音だけでなく顔つきまで変えるので、同一人物とは思えないほど、いくつもの顔を覗かせていました。

浮世絵展と寄席を見た後は、錦市場でブラブラとお買い物。

目当ての漬物の他、ちりめん細工のお店(嵐山に本店があります)で、ミニチュアのお寿司とにゃんこをゲットしました。

どうです?可愛いでしょっ!


なかなか、よく出来ているでしょ?

機嫌よく撮影していると、栗蔵が・・・

栗蔵、それ食べ物じゃないからね?!

がるる~!!
蹴散らす栗蔵。
食べられないと判って怒ったんでしょうか?

ゲシゲシ!!
(訳)いらないにゃ、いらないのっ!

うおぉ~!!
・・・??
なんか、お寿司のおもちゃとかは、栗蔵にとってどうでもよかったみたいです。
この箱が一番、ほしかったみたい。

日頃から箱が好きな子で、よく中に入りたがるのですが・・・・。
バカです、栗蔵。
こんな小さな箱に顔をつっこもうと一生懸命になっています。
自分の顔が、どれだけデカイのか全く判っていないようですね。
このおバカにゃんこったら・・・。


はっ!お、俺としたことが・・・

我に返った時には、すでに遅し。

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