2012年4月8日日曜日

文楽公演・バックヤード見学☆

 土曜日は、夫婦で友人達と文楽公演に行ってまいりました。
今回の目玉は、私達夫婦の文楽鑑賞の師匠T氏が準備して下さった
バックヤード見学会!
舞台と舞台裏の見学プラス人形使いによる人形の解説と、絢爛豪華
極まりないものでした~♪

人形を持たせてもらって御機嫌な友達
人形・・・デカイんですよ、これが(汗)

 なんといっても、人形解説をして下さったのが吉田和生先生!
和生先生ファンの私にとって、これは感激モノでした~。
女性の頭の唇に針が付けられている意味などを教えて頂きました。
悔しい時に、手ぬぐいや着物の袖を女性が咥える仕草の時に、この針に
引っかけるんですって。
(決して、男性に釣られる為に付けてる針ではありませんからねっ☆)

舞台は、こんなふうになっているんです。
結構、奥行があるんだなぁ~、と意外でした。

舞台を見せて頂き、その後は舞台裏・・・。
太夫と三味線弾きを乗せて、舞台裏から表舞台に登場させる「文楽回し」
という盆を間近で見せて頂きました。

舞台裏側から見る「文楽回し」

この「文楽回し」について解説して下さったのが、三味線弾きの
鶴澤藤蔵さん!(T氏御贔屓のお方)

太夫も三味線弾きも、この盆に座って表舞台に出る迄、精神統一されて
います。
そして、いよいよ出番になったら、この盆をグルリと回してもらって表舞台に
現れるんです。
藤蔵さん曰く、もしこの盆がなかったら?・・・表舞台まで自分たちでスタスタ
歩いていって、着席して即、演奏・・・
だなんて、とてもじゃないけど出来ない!そうなんですよ。
やっぱり、席に着いてから精神統一する時間が必要なんですね。
だから、この盆はなくてはならないものであるだけでなく、神聖な場所と
見なされているようです。
盆がある周辺の床は、妙にザラザラしているんですが、それは出演者達が
出番前に塩を撒いているんですって。
相撲力士の土俵入りみたいな感じ?

 と、まぁ…見学会で見聞きするもの全てが新鮮でした~。
こんな見学会を準備して下さったT氏には、改めて感謝です!!

勿論、公演の方もすごく楽しめましたよ♪
吉田蓑助さんの使う娘の美しいこと!
また、豊竹嶋太夫のユニークな演技と声音の使い分けの見事なこと!

ますます文楽が好きになったのは、言うまでもありません!\(^▽^*/

夏には親子で楽しむ「夏休み文楽特別講演」というのがあって、「西遊記」の
公演が見れるそうです。
私としては外せませんよ、この公演。
ちびっこに混じって、観てやるぞ~、孫悟空!
今から楽しみにしています。

さて・・・いつものごとく、ここで栗蔵について・・・。

むほほぉぉ~ん・・・余は満足にゃ。

私のお腹の上に乗って、くつろいでおられるウチの坊。
今月で、やっと2歳になります。
・・・というのに、最近、顔がおっさんくさくなってきているような気がします。

んにゃ?なんか言ったかの?

お目目パッチリでキュート光線を出している時(ズバリ、おねだりサイン時)は、
デカイわりに幼い顔だと感じるんですが、こういった、くつろいでいる時は
取り繕えないもんなんでしょうか?(汗)
もう少し、何とかなるでしょ、アナタ・・・って言いたくなります。




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