2012年10月8日月曜日

市川海老蔵「古典への誘い」 / 槙下 晶 個展

この三連休は、ずいぶんと楽しみました♪

10月6日(土)は、夫婦で市川海老蔵の「古典への誘い」を観てまいりました。
場所は、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール。
本公演は、出演者のオープニングトーク~能楽「石橋」~歌舞伎:舞踊「連獅子」という
内容でした。
チケット購入時に下男が頑張った甲斐あって、席は1階前から6列め☆
これは期待できそう…と、ワクワクしながら開演を待っていました。

照明が落ちて、さぁ開演!と、照明が再び点いた時にはビックリ!
舞台の上ではなく海老蔵氏が、舞台下、客席最前列の前に立っていたからです。
5mも離れていない位置から見る海老蔵氏・・・。

ホンット~に、濃い顔立ちなんですねっ!
顔がデカイ・・・んじゃなくて、顔の中味が全部デカイお方なので、
ずいぶん大柄に見えました。

海老蔵氏が本公演の作品解説を、舞踊共演者の中村壱太郎氏が歌舞伎の歴史を、
能の歴史を観世流 梅若紀彰氏が語ってくれました。
これは結構、タメになりましたよ。
ただ私は、すぐに忘れてしまいそうですが・・・。

能楽の「石橋」(これ、イシバシでなくシャクキョウと読むんですって)を歌舞伎に持ち込んで
作られたのが「連獅子」だとか。

能楽と歌舞伎、それぞれの作品を見比べてみる面白さが本公演の主旨なんです。

肝心の演目ですが、能楽の「石橋」も迫力がありましたが、私達は歌舞伎舞踊の
「連獅子」が気に入りましたね♪
日本舞踊というと、静か、たおやかな印象があるんですが、実は、アクロバティックな
動きがあるんですね。
迫力のある踊りに、海老蔵氏の眼力ある睨み、と歌舞伎の醍醐味を満喫できた気分!

「連獅子」という演目ですが、白いカツラと赤いカツラとを被った役者がカツラの横髪を
掴んで頭を振り回すというアレです。
演目名は知らずとも、その出で立ちや仕草は、歌舞伎を知らない人間が、歌舞伎と
いえば連想するポピュラーなものですよね。
あの頭を振るところなんか、ホント、生で観ると圧巻してしまいます。
スゴイの、ホント・・・。

やっぱり、海老蔵氏ってすごいんだなぁ~、顔が派手なだけじゃないんだわぁ~
と、夫婦で感動したのでした。



その翌日は、槙下 晶さんの個展へ行って来ました。
場所は大阪梅田のギャラリー「四匹の猫」。


槙下さんの個展へ行くのは、これが二回目です。
今回も、槙下さん御本人がいらっしゃったので、少しお話をしました。
出版してほしい槙下さんの絵本の話や、前回同様、タビーのメインクーンを
描いてほしいと、図々しいリクエストをさせて頂きました。
ホント、描いてくださいっ!
槙下さんがメインクーンを描いてくれたら、きっと栗にゃんに似ているハズ!!
と、思いこみの強い私達夫婦でした。

この日は、槙下さんの個展だけで帰るには勿体ない!というコトで東通をブラブラと
美味しい店はないかと探索しました。

そして、入った店は「塚田農場」
宮崎県産の美味しい料理とお酒がウリのお店で、注文した料理にハズレもなく、
ずいぶんと楽しみました☆

コレは、お茶漬け好きの下男が注文した「胡麻アジのお茶漬け付きセット」。
胡麻アジはつまみで食べて、その数切れをご飯に載せてダシをかけて食べます。




下男いわく、「究極のニャンコ飯」
そう呼びたくなるほど、ずいぶんと美味しかったそうですよ。


飲んだ帰りに紀伊国屋に立ち寄ると、現在流行の付録付き雑誌が目に入りました。
今まで、このテの雑誌って興味なかったんですが、これは見逃せませんでした。
だって、にゃんこバッグなんですもん。

にゃんこミニ・ポーチの付いたにゃんバッグ

しんやまさこというデザイナーのムチャチャ あちゃちゅむというブランドだとか。
すっごく可愛い♪のですが、通勤にはやっぱり使えないですよねぇ~。
つい最近、スニーカーで勤務してお叱りを受けたところなので、このバッグを持って
出勤したら流石に「いいかげんんいしろよ(怒)」モノですよね、きっと・・・。

買って帰って、喜んで開封し床に置いていると・・・

やっぱり、カレが・・・

オ、オレのモノにゃ~!!
(前アンヨでガシッとホールド)

栗蔵も何故か、このバッグが気に入ったみたいなんです。

「どいてねっ!」と言うと、この顔です。↓

こっちをチラ見しながらも、どく気配は全くありません。
それどころか、より一層バッグの上で落ち着いてしまいました(泣)


こっちも負けずにどかそうと試みると・・・・

どうですか。
この反抗的な表情・・・。

そうでした。我が家で最もエライのは、坊でしたね。

仕方ないので、暫くカレの好きなようにさせてましたよ。
私が、バッグを仕舞えたのは、栗蔵が飽きてからでした。トホホ・・・


にゃっ!勝利。

2 件のコメント:

  1. 初めて書き込みます。
    私も12日福岡アクオスシンフォニーコンサート開場の「古典への誘い」行って来ました。1800名の会場が若い人で満員で、いつもの歌舞伎公演と雰囲気が違うのもプロデュースした海老蔵さんの魅力でしょうね。仰るように眼に前に立たれた海老蔵さんの端正で人懐こい事。マスコミが伝える印象と全く違います。お能の説明に立たれた梅若紀彰さんもずっと彼とお付き合いしてその好青年ぶりにすっかりまいったという印象がお話の結びでした。
    お能の「石橋」の尊厳、そして「連獅子」の喜怒哀楽、世襲で鍛え抜かれた芸で私達の祖先が守って来た精神を目の当たりに見る事が出来ました。
    2度にわたるカーテンコールには日本一美しく勇壮な親獅子の眼に光るものが…生きた錦絵の海老蔵さんのこれからを期待します。

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    1. はじめまして。
      コメント頂いていたのに、気付かずに今になっての返信、失礼致します(汗)

      ホント、海老蔵さんって生で舞台を観るとスゴイ人なんだな、とひたすら単純に感動しました。

      江戸時代、團十郎に睨んでもらうと病災難が吹き飛ぶと庶民の間で信じられていたといいます。
      海老蔵さんの眼力を見ると、ホント遠い先祖から受け継がれてきたものなんだな、と実感します。
      江戸時代の人達もこの眼力に圧倒されてたんだな~って…。

      生きた錦絵っていう表現は、ホントぴったりですよね!
      巧いコト、仰りますね~!

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