2012年9月9日日曜日

大人計画 公演「ふくすけ」



先週末、緊急入院した下男は無事に退院いたしました☆
病院からドッサリ薬をもらってはきているものの、本人の様子はいたって元気です。
ただ、万が一また急性狭心症の発作が起きた場合を考えて、ニトログリセリン錠は
肌身離さず持っていなくてはなりません。
この点だけは、下男にしては非常にシリアスです。


下男の退院から数日後、夫婦ともに楽しみにしていた大人計画の公演「ふくすけ」を
観に行きました。(下男は勿論、ニトロ持参!)

会場はシアターBRAVAで、客入りは大盛況でした。
意外にも、観客層は7:3くらいで、男性客に比べ女性客が多数でしたね。
出演者に二枚目とかいなかったハズなんだけどなぁ~・・・
って、出演者に失礼ですね(汗)

この「ふくすけ」、非常に毒まみれ(?)で、かなり過激なストーリーでした。
放送禁止用語が乱れ飛ぶ他、キャラクターが濃いのなんのって。

歌舞伎町を牛耳る不発弾収集が趣味の三姉妹、躁鬱を繰り返した果てに失踪した
主婦、その主婦を探し続ける吃音のさえない中年男、その中年男の世話を焼く
ホテトル嬢、薬害被害による奇形児達、奇形児を偏愛する変質者etc・・・

これだけ濃すぎるキャラクターが、風俗、政治、新興宗教、暴動を繰り広げるのだから、
なんというか・・・もう、テンコ盛り状態なわけですよ。
なにがテンコ盛りなのかは、自分でもよく判りませんが。

およそ3時間ほどの公演時間があり、もう少し短くても良かったのでは、と思います。
濃~いキャラクターと内容なので、3時間も観続けると、けっこうコタエルものが
あるんですってばっ!(汗)
まぁ、公演時間の長さも劇団側の出血大サービスということでしょうか?


今回、観た役者さんの中でスゴイなぁ~、と純朴に感心したのが大竹しのぶさん。
声音からすっかり変えていて、最初、この躁鬱で告訴魔の主婦を演じているのが
大竹さんだと気づきませんでした。
やっぱり、女優さんってスゴイんですねぇ~。

他の役者さんも素敵でしたよ。
阿部サダヲさんのふくすけ。
ふくすけは頭部が肥大した奇形児なんですが、これがまたミョーに無敵なんです。

私たち夫婦のお目当てだった松尾スズキさんは、奇形児を偏愛する変質者役が
たいへん似合っておりました。

この日は、夫婦で観劇を堪能致しましたよ♪
下男が無事退院して、いつものように夫婦で一緒に遊びに出掛けられるという
ことが、本当に嬉しく感じた日でした。

思い起こせば、一週間前の金曜日も夫婦で楽しく飲みに出かけていて、その後で
下男が緊急入院したんですよね~。
下男も言っていましたが、このわずか一週間のうちに入院~退院~観劇とあった
ことがなんだか信じられない気持ちです。

これこそ、テンコ盛り状態ってやつですよね?
これも、なにがテンコ盛りなのかと聞かれても、よく判りませんけどね・・・。







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