2010年11月21日日曜日

奈良へお出かけ


昨日は、栗蔵を家に残して夫婦で奈良へ出掛けてまいりました。
目的地は、安倍文殊院、お目当ては期間限定「獅子から降りた文殊菩薩像」。
通常は、獅子に乗った文殊さまが修復の為に獅子から降ろされて、今月末まで、
その状態で一般公開されているのです。
文殊さまが獅子から降ろされるのって製作依頼807年ぶりで、この機会を逃すと
次にこの状態を見ようとすると、30~40年後になるのだとか。
これは見に行くしかありません!
ただでさえ「期間限定」モノに弱い私。
期間限定 発泡酒やチョコレートだの、見つけ次第片っ端から手をつけていく
私・・・それ故、辛酸を舐めた回数も数え切れず!

でも、今回の拝観は大正解!!


↑重要文化財の文殊菩薩さま。
写真撮影禁止の為、これは境内設置看板を撮影しました。

間近で見れる文殊さまを下男も私も食い入るように見ましたよ。
大きくて(通常の獅子騎乗時だと高さ7m!)迫力あるのは勿論ですが、
顔がね、すご~く美しいんですよ。
「尊顔」だとか、そういう堅いニュアンスではなく、俗物的ではありますが
「美貌」「美人」という形容がピッタリくるような気がします。
いやぁ、文殊さま、どの資料でも写真写りがお悪いことで残念です。


↑ 修復作業中の文殊さま
宝冠を外し、利剣を取り上げちゃうと
いきなり威厳がなくなっちゃってますね(汗)
なんだか、幼く見えてしまいます。

文殊菩薩は智を司り、その智は学問というよりも困難に対する処理能力、
判断能力を示すそうです。(経営者、商売人向け?)
とはいえ、お坊さんのお話では受験シーズンには、全国から合格祈願に
訪れる人が多く、受験シーズン以外は「ボケ封じ」に参拝する人が多い
んですって。 (下男と私にピッタリ?!)

また、このお寺は安倍一族の氏寺で、安倍清明公の出生地でもある為、
「魔除け・厄除け祈祷」もされております。
私は調子に乗って、玄関に貼る魔除けのお札を買いました!
コレコレ!↓


購入の際、ふと気になったのが、これを貼るのは玄関扉の外なの?中なの?
家中に貼るより外に貼った方が、魔や厄を家から祓いやすいのではないか、
と思って受付の人に尋ねたところ・・・
「玄関の内側に貼って下さいねぇ。外に貼ったら表札になっちゃいますからね。」
と、子供を諭すような口調で教えて頂きました。
・・・ん~確かに、仰るとおりです。これが表札だと確かにマズイ。

本堂、稲荷、金閣浮御堂、白山堂、清明堂・・・と、思う存分堪能(?)し文殊院を
後にして、少し足を伸ばして橿原市の「おふさ観音」に寄りました。


「おふさ観音」拝観のお目当ては、明治時代の天才人形師 安本亀八の作なる
生き人形の一般公開です。
日頃は厨子の中で保管されているのですが、イベント開催時にだけ公開している
ようです。 
今回は、「秋のバラまつり」開催中なので、見ることが出来ました。
この生き人形、40cmほどでさして大きくもないのですが、非常にリアルに出来ている為、存在感がすごいのです。まさに一見の価値あり、です。
ところで、こちらの「おふさ観音」、ボケ封じ霊場なんですって。
・・・え?! また、ボケ封じ?って、またなのかよ?
確かに私達にはピッタリなのかもしれないけど・・・。ちょっと複雑な気が・・・。


「ほにょにょ~。
煩い家人のいぬ間に羽を伸ばすにゃよ♪」






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