2010年12月19日日曜日

猫語の教科書

気になっていた本、ポール・ギャリコの「猫語の教科書」をやっと読みました。
長い間、私はそのタイトルから、人間の言葉を使わない猫たちの要望、主張をいかに人間が掴み取るかという内容-猫の飼育HOW・TO本だと勘違いしていました。

ところが、そんな凡庸な内容の本ではなく、これは、猫が猫のために(猫語で)執筆した人間の攻略マニュアルだったのです。
快適な生活を確保するために、いかにして人間を躾けたら良いのかが懇切丁寧に
記されていたのですが、私は読んでいてニマニマしどおしでしたよ~。
特に、私のツボにはまったのが、人間に対して「声を出さないニャーオ」の効果的な使い方!
おねだりする時の必殺技として、どのタイミングでこの「声なしニャーオ」をするべきかが巧妙に伝授されています。
私は、その巧妙さ云々以前に「声なしニャーオ」という猫の仕草を取り上げた段階で、この作者の相当な猫好きに感服しました。
そうそう!にゃんこは、する、する!声なしニャーオ!!
ホント、猫好きでないと判らない、あの仕草とその効果!

この作品は、猫の仕草の描写、その仕草を見た人間の心理描写と、その絡め具合が絶妙です。
これは猫好き、猫を家族に持つ男性には特に読んで欲しい作品ですね!
(何故、女性でなく男性なのかは読んだら、すぐに判ります!)

「猫語の教科書」に、人間の椅子を自分(猫)のものにする方法が描かれていましたが、そんな心理戦、うちの無骨な坊にはムリでしょうな。
なんていったって、実力行使あるのみ!の暴君ですからね・・・。
あ・・・私の椅子に、こんもり丸い物体が?!
どいて下さい!栗蔵さん!
「のにっ?!(*`д´* /
このオデ様に、どけと言ってるのかにゃ?!」
「ふん!このウツケ者めが!
これはオデ様の椅子にゃよ!誰にも渡さぬわっ!!」
この挑戦的な仕草・・・。
いかにも暴君然としてますでしょ?

2 件のコメント:

  1. こんにちは&おひさしぶりです♪
    (ブログはちょくちょくお邪魔してるんですけどね)
    この教科書、私も読んだことあります!
    声なしのニャーオはティアラママの得意技(?)です。
    毎日ゴハンの時に聞こえるか聞こえないかくらいのギリギリの声で鳴いて、めいっぱい「お腹を空かせた可哀相な猫」を演じています。
    おいおい、それってリーサルウェポンでしょ?
    そんな毎回やったら効果半減じゃないの?みたいな。
    ティアラはどうやらお勉強が足りないみたいです(笑)

    栗蔵くん、ずいぶん大きくなりましたね。
    ぬくぬくの猫暖房でパパ&ママにご奉仕するんだよ!

    返信削除
  2. ホント、お久しぶりです~。
    ティアラ・ママは声なしニャーオを実践してるんですね。
    さすがはママ。でも、使い方がマズイ?!

    栗蔵は今のところ、全くしないんですよ。
    きっと、様々な声色を習得中なんだと思います。
    みやっ、ふぅん、うにゃ~、などとよく喋っていますよ、坊。

    返信削除